写真を撮って仕事をすること

私は元々野心やゴールみたいなのがないまま、このままだと死ぬなと思ってフリーになりました。最初の5年は仕事の内容や環境や売り上げも全然安定していなくて、去年から色々安定し始めたように思います。気がついたら、やりたくない仕事または自分がやる理由が自分の中で納得のいかない仕事はなくなって、スッキリ爽快な感じで仕事しています。そうすると、ちょっと心の余裕も出て来て、作品を作ったり、写真以外の分野にも興味があったりします。写真がもっと好きになったのか、やりたくないことに対して頑張る気力がなくなったのか、多分両方で。去年の後半ぐらいから、さっき書いたやりたくない仕事、またはやる理由が見つからない仕事はやめればいいかな、と。そして経済的に足りない部分は、違う生き方で補填すればいいかなと思っていました。

これは、メーカーさんの写真を撮ってるからそう思うのかもしれないけれど。メーカーさんって展示会に向けて、新作を作ってそして写真を撮って、デザイナーさんがデザインをしてカタログを作ります。そしてクライアントさんは出来たばっかりの新商品と資料とカタログを持っていきます。商品を作るのは、本当に大変で撮影のギリギリに商品が仕上がって、そこからは怒濤に撮影☞デザイン☞展示会とあっという間です。

時間がないから、夜中まで作業することが多いのですが、私が夜中に写真を仕上げてデザイナーさんやクライアントにメールで送ると、すぐに返事が来ることが多いです。そうすると、遠隔操作ですごくチーム感を感じます。1人で夜中で頑張るって、追われてないときは楽しいのですが、追われてるときは結構孤独です。でも、このチーム感は写真を仕事にしてるから、感じれる幸せだなと思います。もちろん他の生き方をしたら、他の幸せがあるでしょうが。この幸せは、フリーになってからの最初の5年があるから、今こうなってるのかもしれないと思います。

写真を撮って、仕事をして12年目に突入です。技術面はまだまだですが、今さら単純なことに気づくことが多いです。楽しみです。そう思うとまだまだ違う仕事をして、補填する選択はやってこないかもしれません。

台風の日に良くblog書く私。今日も台風。仕事がはかどります。

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